1分でわかるにきび

ニキビの基礎知識

にきびの症状には種類がある

にきびの症状には種類があるにきびは医学的には「尋常性座瘡」と呼ばれています。

尋常性とは「普通」を意味し、座瘡とは「出来物」を意味します。

そのにきびの始まりは毛肌にポツンとできる「白にきび」です。

白にきびは毛穴が塞がって、角栓と皮脂が詰まり、毛穴を中心に徐々に肥大しつつ、表皮を盛り上がらせます。

盛り上がったにきびは色身がないので目立つことはありませんが、そのにきびに触れると赤くなりやすいです。

毛穴が開いたまま詰まることもあります。その中には皮脂、老廃物、古い角質が混ざり合った汚れが溜まり、酸化して「黒にきび」となります。

黒にきびの周辺は赤くなりますが、中心部は黒くなり目立ってきます。

白にきびや黒にきびが悪化すると皮脂が詰まった毛穴にアクネ菌が繁殖します。その菌と体内の白血球の影響で、皮膚が炎症します。

肌の表面が赤く腫れて、中央に白い皮脂の塊がある状態を「赤にきび」と言います。ここまで悪化すると痛みを感じ、治療に時間がかかります。

さらに赤にきびが炎症し続けると真皮内に膿が溜まり、膿疱と呼ばれる「黄にきび」になります。にきびは皮脂が詰まっていますが、皮脂が腐った膿が大きくなった状態です。

これらの皮脂と膿が皮脂腺を突き破って、真皮層や皮下組織にまでダメージを与えます。炎症の範囲が大きいために傷になりやすく、クレーターのような跡が残りやすいです。

にきびが発生する主な原因

正常だった肌ににきびが発生する原因は3つに大別できます。

  毛穴を塞ぐことで肌が盛り上がるにきびです。皮脂の過剰分泌、皮脂腺の肥大化、肌の不衛生が原因です。

  毛穴に存在するアクネ菌が増殖して起こるにきびです。アクネ菌と戦うための白血球が活性酸素を出して、皮膚炎を起こします。

  何らかの病気が原因で起こるにきびです。内側からビタミンを補っても、外側から治療しても、病気を治さない限りにきびはなくなりません。

にきびができる条件がそろえば年齢に関係なく発症します。10代に多いですが、20代からでも40代でもにきびはできます。

思春期にきびは皮脂分泌が活発な上、毛穴がまだ小さいために、皮脂が目詰まりして起こります。

大人にきびは生活リズムの乱れ、過剰なストレス、ホルモンバランスの崩れなどの複雑な原因で肌荒れを起こしてからにきびが発生します。

にきびの発生やすい部分

にきびは皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴に詰まってできるので、にきびができるのは毛穴がある箇所に限られています。

足の裏や手の平には一切できませんが、あご、頬、口の周り、額に多く見られ、首筋、背中、胸の中心部にもできます。

これらはにきびができやすい皮脂の通り道である皮脂線が集中しているためです。皮脂腺が多い場所は脂漏部と呼ばれ、中でも顔は脂漏部が多く、にきびも目立つので悩みのタネになりがちです。

あごやほおは白にきびになりますが、鼻や額は毛穴が開きやすいため黒にきびに変化します。

大人になると背中にもにきびができやすく、女性は男性よりも毛穴が小さいので皮脂も詰まりやすいです。

胸元の汗がかきやすいVゾーンも皮脂の分泌が活発です。

紫外線はにきびが悪化するので、UVケアで顔を紫外線からブロックします。化学繊維の肌着や夏場の汗もにきびの悪化につながります。

生活習慣でにきびを改善

にきびの治療には過剰に皮脂を発生させないこと、肌の余分な脂を取り除くこと、肌の衛生状態を保つことが基本となります。

にきびは毛穴に皮脂が詰まってできるので、まずは顔をよく石鹸で洗い、皮脂を貯め込まないことです。

ただし、洗顔は1日に2~3回が限度とします。洗い過ぎは保湿に必要な皮脂まで奪ってしまうので逆効果です。

肌は敏感ですので、タオル、まくらカバー、マスクも清潔なものを使います。汚れは雑菌が繁殖して、にきびの悪化を招きます。

バランス良い食事、特にビタミンA、B、C、Eなどの栄養素をしっかりと摂取します。同時に皮膚科での外用薬を塗り、体外と体外からにきびの改善を行うことで治るスピードを速めましょう。

また、規則正しい生活を心がけます。就寝前に洗顔とスキンケアは欠かせません。

汗をかいた後は水で洗い、メイクをきちんと落とし、春から夏は紫外線対策をするなど、肌への気配りが大切です。

適切に予防しないとにきびはいつまでも発生し続け、治療しないとにきび跡が残ってしまいます。にきび跡は傷ですので通常の怪我と同様に、自然に綺麗になることは保障できません。

にきびの治療のカギは原因を知ることです。にきびについての正しい知識があれば、必ず綺麗な肌が戻ってくることでしょう。

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